2019/08/24

 
いま台湾にいる
 
台湾
というと父親を思い出す
 
見事に家庭を崩壊させた
ギャンブル依存症の父親
 
父親のことはよく知らない
外面のようなものしか
知らない
 
小学校のPTAの会長をしながら
裏では
いつも競馬のノミ行為をしていた
そんな父親だ
 
あまりちゃんと話したこともない
とてもミステリアスな存在
知りたいとも思えない
 
振り返る限りでは
自分の欲望を抑制出来ない
子供のような人なのだとは思う
 
そんな子供のような人の
子供のぼくは
大人になる方法を本当に知らないし
自分の操縦が驚くほど下手だ
 
複合的な要因が重なりに重なり
現に単なる子供のまま生きている
 
こうして生きていることも
奇跡の連続の上にあるのかも知れない
ある種運がいいとも言える
 
 
両親が離婚をした後
父親は台湾人女性と結婚し
翔という名の子供をもうけている
翔が生きていれば20代後半くらいか
 
血のつながりのある
半弟
 
普通にいけば
一生会うこともないだろう
 
とても不思議なことだ
とても奇妙なことだ
 
 
アルバム『音の門』の一曲目の
「日捨て」という曲は
『ロックブッダ』のミックス作業の
長期化でノイローゼになっていった時に
生まれた曲だ
 
それまでの自分のレパートリーとは
対極にあったし
混ざりようもない
どう扱っていいかも分からない
 
望んで生まれたというよりは
吐き捨てるように
生まれ出て来てしまった曲
 
地肉を与えるために
大阪の西成も歩いた
 
 
再婚した台湾の女性にも
数年で捨てられ
全てを失い
何の希望もなく
ただ日を捨てるように生きている
父親のことも想って仕上げた
 
したくないシンクロをしてしまった
 
 
翔はどうしているのだろう
 

Log TOP >